2012年11月21日水曜日

6車種で燃費3%以上誇張

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朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/21 08:44
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/21/2012112100429.html

6車種で燃費3%以上誇張=知識経済部調査

 現代・起亜自動車が米国で燃費表示を誇張したとして批判を浴びる中、韓国国内でも燃費の誇張が深刻だという実態が明らかになった。

 知識経済部(省に相当)が20日に公表した「量産車公認燃費の事後管理結果」と題する報告書によると、今年カタログ燃費(公認燃費)の事後検証を受けた 21車種のうち6車種で、カタログ燃費が実燃費に比べ3%以上低いことが分かった。
 現代自動車のサンタフェ2.2DM(2輪駆動)はカタログ燃費が1リットル当たり16.1キロメートルだったが、検証結果は15.4キロメートルだった。
 燃費が4.38%誇張されていた計算になる。

  BMW528iは13.3キロのカタログ燃費に対し、実燃費は12.7キロメートルだった。
 ルノーサムスンのQM5(2WD)、韓国GMのアルフェオン 2.0も燃費検証で実燃費がカタログ燃費を4%以上下回った。
 起亜自K5 2.0 T-GDI、ルノーサムスンのニューSM5も3%以上燃費が誇張されていた。

 3%以上燃費が誇張されていた車種は検証対象の28.6%に達した。
 規定では現行のカタログ燃費の許容誤差範囲は5%で違法とは言えない。
 しかし、現代・起亜自動車は北米市場で燃費表示を約3%誇張していたことが判明し、自発的に是正を行い、顧客に補償金を支払うことを決めた。

 現在の韓国のカタログ燃費は自動車メーカーが独自に測定したデータをそのまま認めている。
 当局が事後検証を行うといっても、対象は全体の3-4%にすぎない。
 昨年韓国で販売された748車種のうち、事後検証を受けたのは25車種だけだった。
 今年も700車種以上が発売されたが、検証車種は25車種にとどまっている。

 カタログ燃費に対する批判が高まり、韓国政府は20日、来年から自動車の燃費事後管理を強化する方針を示した。
 5%以内の誤差は公表しないとしていた方針を改め、事後検証の結果を全て公表することにした。
 誤差許容範囲も3%に縮小される。
 実燃費の測定対象も販売車種の10%まで拡大する。
 知識経済部は年内に総合的な燃費管理制度改善案を取りまとめ、来年上半期に関連法の改正を進める計画だ。

 輸入車業者の幹部は
 「事後管理制度がいい加減なため、カタログ燃費を誠実に表示しているメーカーが相対的に損害を受けている。メーカーと顧客が納得する制度を整備すべきだ」
と述べた。


 表で「トヨタ86」という車が「8.3%」もカタログを上回ったとある。
 これなにかおかしくないか。
 5%前後くらいなら上下動はあるだろうが、「8.3%」も上回るようなら、はじめからカタログはそうなっていてしかるべきだろうに。
 なにか、作為が感じられるのであるが。
 まあ、いい方に間違っているから問題はないのだが。
 でも正確さからいうとおかしい。
 トヨタのような大会社がそんなミスをするだろうか。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/19 08:30
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/19/2012111900403.html

韓国車の燃費、日欧勢に完敗

 エネルギー管理公団の分析によると、
 韓国車は燃費競争で輸入車に著しく劣っている
ことが分かった。
 韓国で販売されている乗用車の「新燃費基準」による燃費ベスト10では、韓国車は起亜自動車の軽自動車「モーニングCVT」が唯一9位でランクインした。
 トヨタのハイブリッド車「レクサス ES300h」は6位だった。
 燃費が優れたディーゼル車、ハイブリッド車が相次いで登場する中、
 韓国車は軽自動車、小型車市場を掌握しながらも、燃費では劣る実態が明らかになった。

 来年1月から全ての車種に新燃費表示が義務化されれば、輸入車と国産車の燃費格差がさらに広がることも懸念される。
 これに先立ち、韓国政府は燃費測定条件を厳格化した新燃費基準を今年4月以降に発売された新車から義務付けた。
 来年1月からは対象が全車両に拡大され、
 旧基準表示の乗用車は燃費が10-20%低下する
と見込まれる。

 全体の75%を占める旧燃費表示車種の燃費ベスト10には国産車は入っていない。
 現代・起亜自動車の国内営業関係者は
 「輸入車の燃費が国産車より良いという認識が広がり、販売に悪影響が懸念される」
と述べた。
 国産車メーカーが内需使用で販売利益を最大化するため、大型、割高、豪華な車の開発のこだわった結果だとの批判もある。

 燃費改善モデルの発売時に価格が値上げされることも消費者の不満材料だ。
 モーニングCVTは従来のモデルに比べ燃費が7%向上したが、価格も52万ウォン(約3万9000円)上昇した。
 現代自の「アクセント1.6ディーゼル」はガソリン仕様車に比べ燃費が19%優れているが、価格は206万ウォン(約15 万4000円)割高だ。

 トヨタがレクサスの高級セダンESの新モデルを発売し、ハイブリッド仕様車の価格を通常仕様車に比べ100万ウォン(約7万5000円)安く設定したのと対照的だ。
 ハイブリッド車はエンジンの排気量が通常のガソリン車に比べ小さいが、電気モーターなどハイブリッドシステムを搭載するのにコストがかかるため、価格面での特別な配慮なしでは格安販売は困難だ。
 ドイツ車もディーゼル車の価格をガソリン車とほぼ同一価格帯に設定し、販売を伸ばしている。

 韓国政府の政策に対する指摘も少なくない。
 日本や欧州のように燃費が優れた車、小型車を優遇するのではなく、その反対のケースもある。
 例えば、知識経済部(省に相当)が今年9月に導入した個別消費税1.5ポイント引き下げ政策は、全ての車に一律適用されるため、燃費の良し悪しに関係なく恩恵を受ける。
 燃費性能が高い軽自動車はもともと個別消費税が免除されているため、減税措置の恩恵はなかった。

 先月の輸入車販売は前年を46%上回ったが、国産車販売は2%増にとどまった。
 個別消費税引き下げは、燃費が良い車、小型車に恩恵を与えないだけでなく、韓国の自動車産業をてこ入れするという政策目標も達成できなかった。

 政府はまた、環境部主導で車の大きさや排気量に関係なく、燃費が良い車に補助金を支給し、悪い車に「罰金」を科す「低炭素協力金制度」を導入する方針を示したが、実施が3年間棚上げされている。


 自動車というのは日本にとって数ある産業の一つでしかない。
 確かに経済に占める割合は大きいが、さりとてそれが日本そのもののではない。
 だが、韓国は現代起亜がそのまま韓国になってしまうほど大きな位置を占めている。
 現代起亜の成長が韓国の経済を支えているといっても過言ではない。
 その現代起亜が日欧に遅れをとるようになるとどうなる。
 韓国は日本ドイツに対して技術ではなく価格で競争を挑んでいることによって、今の地位を築いてきた。
 今後もこの方針は変わらないだろう。
 問題は政治的に燃費の規制が出てくることである。
 自由貿易に政治が割り込んでくるくるという構図はいいことではない。
 ただ、その規制が技術だとすると、企業側としては文句も言えなくなる。
 泣き所になる。

 現代起亜はいまピークにある。
 中国市場も韓国の活躍をまっている。


朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/19 08:29
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/19/2012111900402.html

現代・起亜自、1-9月の世界シェア8.6%

 米市場調査会社J.D.パワーによると、世界の自動車市場で現代・起亜自動車のシェアが今年1-9月に前年同期を0.1ポイント上回る8.6%となり、過去最高を記録したという。
 現代自の1-9月の営業利益率は11.1%で、ドイツのBMWに続き世界2位だった。
 起亜自の営業利益率は世界3位の8.9%。

 現代自は前年同期比6.2%増の320万9000台を販売し、シェア5.3%。
 起亜自は11.3%増の203万4000台を販売し、シェア3.3%だった。

 現代・起亜自の世界シェアは2009年の7.8%から10年の8.1%、昨年の8.5%と年々上昇している。


 現代起亜は何か非常に難しい選択を迫られているような場面に遭遇しているようである。




【 見えない歪み 】


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