2013年2月20日水曜日

ブタ箱行きを免れた運のいい李明博:「韓国は世界の中心国家になった」 ?




 与党から次期大統領が出たためブタ箱行きは免れた運のいい李明博だが。
 「韓国は世界の中心国家になった」 
というのは少々キモイかな。
 朴次期大統領は「中国が唯一の選択」とまで言っている。
 それしか生きる道のなくなった韓国ということではないのだろうか。


東亜日報 FEBRUARY 20, 2013 08:34
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=050000&biid=2013022002228

「韓国は世界の中心国家になった」 李大統領が離任演説

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は19日、
 「現政府5年間の功績と過誤に対する評価はすべて歴史にゆだねる」
と述べた。
 李大統領は同日、退任(25日)を6日後に控え、大統領府春秋館で退任演説を行い、
 「明らかなことは大韓民国はもはや辺境の小国ではなく世界の中心国家になり、前に進み続けるだろう」
としてこのように述べた。

 李大統領は、
 「2度にわたる前代未聞の世界的な経済危機を克服し、大きな大韓民国の礎石を築こうと努めた」
としつつも、
 「期待どおりに庶民の困難が解決できなかったということも十分に承知している」
と述べた。
 そして、
 「国政を運営する過程で考えが異なり気分を害した方々もいるだろう」
とし、
 「是非を離れ国政の責任から去る今、慰労の言葉を申し上げる」
とも述べた。
 任期中発生した親戚や側近の不正については、
 「道徳的欠陥のない政府を切に望んだが、私の周辺のことで国民にご心配をおかけした点に対して申し訳なく思う」
と謝罪した。

 李大統領は2010年3月に発生した哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件に対して、
 「心の奥で抱いていかなければならない痛みだ」
と述べ、
 「統一になるまさにその日、天安艦46勇士の名前をもう一度呼ぼうと思う」
としばらく声をつまらせた。
 李大統領は退任後の活動については、
 「国民の幸福のための私の名誉な義務は続ける考えであり、祖国のために小さなことでも奉仕できることがあれば喜んでする」
と述べた。

 李大統領は、続いて行われた大統領府出入り記者との昼食懇談会では、
 「任期中、秘書陣に『事を知らない人々が批判する』と励ましてきた」
と話した。
 2008年の米国産牛肉輸入の決定によるろうそく集会については、
 「(韓国はグローバル国家であり)保健などは基礎であり問うべきだが、米国に自動車を輸出するには牛肉を輸入せずにはいられない」
とし、
 「小学校でもこの程度のゲームのルールは守る」
と強調した。

 李大統領は24日午後、朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領の就任式に出席するために訪韓するタイのインラック・シナワット首相と会談した後、ソウル江南区論峴洞(カンナムク・ノンヒョンドン)の私邸に戻る。
 李大統領の任期は24日午前0時に終了し、同時間の25日午前0時から朴新大統領の任期が始まる。
 新大統領は25日の就任式を終えた後に大統領府に入る予定であり、24日夜は大統領府に大統領がいない状態になる。
 しかし、同日午前0時まで有事の際には李大統領が論峴洞の私邸に設置した国家指揮通信網などを利用して対応し、深夜0時以降の状況に対しては三成洞(サムソンドン)の自宅で最後の夜を送る新大統領が指揮を取る。

 一方、李大統領は19日午前に最後の閣議を開き、朴次期大統領に対する無窮花大勲章栄誉授与を緊急案件として審議・決定した。李大統領が故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領のように任期初期の無窮花大勲章の受勲を先送りし、12日の閣議で勲章を受ける際に発生した「セルフ授与」論議を考慮したとみえる。
 大統領府関係者は、「朴次期大統領側とも議論した事案だ」と伝えた。
 叙勲法には「(現職)大統領に無窮花大勲章を授ける」とだけ明記されているが、故金大中(キム・デジュン)元大統領の時までは、前の政府で新大統領に対する無窮花大勲章授与を決定し、新政府スタート後に授与してきた。

 同日の会議では、李大統領の肖像画を前大統領の肖像画がかけてある大統領府本館内の世宗室にかける行事も行われた。
 李大統領は肖像画を見て、「よく描かれている。実物よりいい」と満足する様子だった。



サーチナニュース  2013/02/20(水) 08:44
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0220&f=national_0220_004.shtml

【中国BBS】李大統領「韓国は世界の中心」に「おいこら!」

  韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は19日、24日の退任を前に青瓦台(大統領府)で演説を行い、
 「5年にわたる任期期間中の功績は歴史の評価に任せるが、韓国はもはや辺境の小国ではなく、世界の中心国家となったことは明白であり、今後さらに発展し続けていくだろう」
と述べた。

  李明博大統領はさらに、大統領としての職務は終わりを告げるが、国民の幸せのために奮闘するという光栄な任務は継続すると述べ、
 「誇らしい大韓民国の国民として、愛する祖国のために小さなことでも貢献できることがあれば取り組みたい」
と語った。

  中国メディアの環球時報が李明博大統領の同演説について報じると、中国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられた。

●・「まさかキムチの食べ過ぎで気が狂ったのではないだろうな?
  なんて恐ろしい! 」
●・「世界の中心になるかどうかは、自分で言うかどうかにかかっているということ? 」
●・「自分で自分にゴマをする…。
 盲腸みたいな国が世界の中心だなんて笑っちゃうね。
 面の皮が厚すぎだ。
 かかとの皮より厚い」

  など、李大統領の発言にあきれ、漫才のボケ役に対して「おいこら! 」と ツッコミを入れるような書き込みが相次いだ。

  また、笑うを通り越して悲しくなるというユーザーもおり、
●.「井の中の蛙(かわず)的思想が韓国大統領の口から出てくるとは。
 これが韓国人の悲哀だ」
というコメントもあった。

  世界の中心という発言は謙虚過ぎるのではないかという意見もあり、
●.「韓国は謙遜しすぎですよ。
 どこが世界の中心ですか。
 明らかに宇宙の中心じゃないですか」
というコメントや、
●.「自国軍隊の指揮権すらない世界の中心国に、拍手して祝福します」
などの皮肉を込めたコメントが寄せられた。

  李明博大統領は1月21日にも、韓国が経済や文化など各部門で世界から認められる国家になったと述べ、
●.「今よりも国家の格が高い時はかつてなかった」
と述べたことがある。
 今回、李明博大統領が改めて自国を「世界の中心国家」と述べたのは、自身の在任中の実績をアピールする狙いがあると見られる。

  しかし、韓国の世論調査機関モノリサーチによれば、韓国の成人男女1082人を対象に実施した
 「李明博大統領の5年間の政権運営」についてのアンケートでは、全体の67.4%が「良くなかった」と回答するなど、否定的な評価が大半だった。

  また、李明博大統領は2012年8月に天皇陛下の訪韓条件として謝罪を要求して問題となったほか、韓国の大統領として初めて竹島(韓国名:独島)を訪問するなど、在任中の日韓関係も順風満帆ではなかった。


  新大統領の方はというと。

レコードチャイナ 配信日時:2013年2月25日 17時48分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69767&type=0

朴槿恵大統領が就任、早くも不人気ぶりが明らかに―台湾メディア



 2013年2月25日、韓国初の女性大統領に就任した朴槿恵(パク・クネ)氏について、大統領当選から就任までの2カ月の間に明らかになった独断専行ぶりに韓国国内で批判が集まっている。
 台湾・聯合新聞網の報道をシンガポールの華字紙・聯合早報(電子版)が伝えた。

 韓国の英字紙コリア・タイムズは24日、
 「海外の多くの女性政治家トップは、他人とのコミュニケーション能力や思いやりといった女性の特質を政治に活かしているが、韓国のこの新しいリーダーにはそういったところが見受けられない。
 当選以来、朴氏から受けるのは傲慢、独断、独りよがりといった感覚だ」
とする論評を掲載した。

 記事は、朴氏の就任前の支持率が歴代最低の44%となったのは、18人の組閣人事をほとんど自分だけで決めてしまうという独断ぶりが原因だと指摘。
 当初、朴氏が首相候補に指名していた金容俊(キム・ヨンジュン)氏は不正疑惑が発覚して首相就任を辞退したが、
 「(この分では)入閣候補18人の中から、
 どれだけスキャンダルが出てくることか分からない」
としている。

 また、韓国の朝鮮日報も、
 「朴氏は秘密主義者で人事権を独占し、周りに人事問題を相談するブレーンがいない。
 さらにまずいのは、朴氏へのこうした批判を弁護してくれる人が与党セヌリ党にいないことだ」
とし、
 「理由は簡単で、朴氏が助けを求めないからだ」
と指摘している。


 この新大統領、韓国を厳しい泥沼に引きずり込む可能性がありそうだ。




【 見えない歪み 】


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