2013年1月16日水曜日

相変わらずのミエっ張り:2020年に無人月探査機の打ち上げ、笑われても笑われても





●13日、韓国メディアは政府高官の話として、韓国初の運搬ロケット「ナロ」号の打ち上げ管理委員会は今週会議を開いて3回目の打ち上げの期日を決める予定で、天気など突発的な状況がなければ、1月25日に打ち上げられる可能性が大きいと報道している。資料写真。




朝鮮日報 記事入力 : 2013/01/16 10:47
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/16/2013011601009.html

韓国ロケット「羅老」 30日に打ち上げへ

【ソウル聯合ニュース】韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV-1)の打ち上げが30日に行われる。

 韓国教育科学技術部と航空宇宙研究院は16日、打ち上げ管理委員会を開き、技術的準備状況などを踏まえ、打ち上げ予定日を30日に決めたと明らかにした。
 31日から来月8日までとした発射予備日を含め、国際機関に通告するという。

 打ち上げ予定時刻は午後3時55分~7時30分。
 正確な時間は気象状況や宇宙環境などを分析し、打ち上げ当日の午後1時半ごろ確定する。

 3回目となる羅老の打ち上げは昨年11月29日午後に予定されていた。
 打ち上げ15分前からの自動カウントダウンに入る直前に2段目の推力方向制御装置に異常が見つかり、中断が決定した。

 羅老は2009年8月と2010年6月にも打ち上げられたが、2度とも軌道投入に失敗している。
 ロケット1段目を製作したロシア側との契約条件上、今回の打ち上げが最後の機会だ。
 羅老開発事業には今回を含め総額5200億ウォン(約393億円)の予算が投じられた。





レコードチャイナ 配信日時:2013年1月14日 14時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68422&type=0

韓国「ナロ」号ロケット、1月内に再打ち上げか―中国メディア

 2013年1月14日、新華社によると、韓国の聯合ニュースは13日、政府高官の話として、韓国初の運搬ロケット「ナロ」号の打ち上げ管理委員会は今週会議を開いて3回目の打ち上げの期日を決める予定で、天気など突発的な状況がなければ、1月25日に打ち上げられる可能性が大きいと報道している。

 韓国教育科学技術省は、目下、「ナロ」号の技術的な欠陥の修復とテストは終了したとし、一旦打ち上げ期日が決まれば、一級ロケットと二級ロケットを改めて組み立てて、正式の打ち上げ準備状態に入ると述べた。

 韓国航空宇宙研究院の関係者は、1月8日、二級ロケットにセットされたエンジンのテストを行った結果、運転は正常でまったく問題ないと述べた。

 報道は韓国政府高官の話として、今月末の再打ち上げを決定すると、天気の情況はそんなに大きく影響することはないとしている。
(提供/新華網日本語版・翻訳/李翔華・編集/TF)




朝鮮日報 記事入力 : 2013/01/16 09:04
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/16/2013011600560.html

無人月探査機の打ち上げ、2020年に前倒し

 韓国教育科学技術部(省に相当)は15日、大統領職引き継ぎ委員会の業務報告で、当初2025年に予定されていた無人月探査機の打ち上げを、20年に前倒しする方向で計画を推進すると主張した。

 教育技術科学部は併せて、21年に予定されている韓国独自の発射体(宇宙ロケット)の開発を最大3年前倒しし、今年4月までに月探査機の早期打ち上げのための技術的な検討を実施すると報告。
 だが、この件をめぐっては
 「(韓国の宇宙ロケット)羅老(ナロ)号の打ち上げさえも成功していないのに、スケジュールを前倒しするのは強引だ」
と疑問視する声も上がっている。

 同部が報告した月探査機の早期打ち上げ案は、朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領の選挙公約に基づくものだ。
 朴槿恵氏は昨年12月16日に行われた大統領選立候補者による3回目のテレビ討論で
 「羅老号の3回目の打ち上げが遅延しているが、宇宙の平和利用を積極的に推進すべき時期だ。2020年に月で太極旗(韓国の国旗)を掲げたい」
と述べた。

 だが、朴槿恵氏の発言に対し、教育科学技術部は当初「失言ではないか」との反応を示した。
 政府の「第2次宇宙開発振興計画」によると、無人月着陸機は25 年に打ち上げを予定し、打ち上げのための韓国独自の発射体は21年に完成することになっていたからだ。
 教育科学技術部は朴槿恵氏がなぜ「20年に月探査機を打ち上げる」と述べたのかについて、内部で議論を重ねたという。

 この日の業務報告で教育科学技術部は
 「月探査機の打ち上げでは韓国が相対的に技術力を確保している衛星技術が基盤となるため、これを搭載できる韓国独自の発射体が前倒しで開発されれば、月探査機の早期打ち上げに関する技術的な困難はない」
と説明したとされる。
 同部はさらに
 「韓国独自の発射体事業により多くの財政を投入し、18年あるいは19年までには開発を終える必要がある」
と主張したという。

 だが、月探査機の早期打ち上げをめぐっては、開発を担当する韓国航空宇宙研究院の内部でも
 「韓国独自の発射体と月探査プロジェクトが『第2の羅老号』になる恐れがある」
と懸念する声が出ている。
 羅老号の問題は1998年、北朝鮮のテポドンミサイル発射に刺激された当時の金大中(キム・デジュン)政権が「2005年までに開発するように」と期限を指示したことから始まった。
 突然開発スケジュールを前倒しされた航空宇宙研究院は、スケジュールを守るためにロシアと無理な契約を結び、その結果、当初の期限さえも守れず独自の打ち上げも遅れるという最悪の事態を招いた。
 昨年、北朝鮮が人工衛星「光明星3号」の打ち上げに成功した際には「韓半島(朝鮮半島)版スプートニク・ショック」が到来したという声が上がったが、これを受けて朴槿恵次期大統領が月探査機の打ち上げを前倒しするよう述べたことは、再び羅老号と同様の事態を招くようなものだ。


 相変わらずのミエっ張りですね。
 いまだ、ナロ号はロシアのロケットなのに。
 タイムスケジュールも抑えることができないでいる科学界。

 中国では笑っている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年1月17日 15時2分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68508&type=0

お笑い草の韓国「宇宙開発大躍進」、
失敗に懲りず月面探査計画を発表―中国メディア


●15日、韓国紙・中央日報は2017年に韓国初の月探査機が打ち上げられる見通しだと報じた。
 ロシアと共同開発の羅老号打ち上げも失敗し、基礎技術が確保されていない中での発表だけに中国メディアは「お笑い草」と手厳しく論評した。資料写真。

 2013年1月15日、韓国紙・中央日報は2017年に韓国初の月探査機が打ち上げられる見通しだと報じた。
 16日、中国網が伝えた。

 昨年12月、朴槿恵次期大統領はテレビ討論会で
 「2025年までに月面探査機を打ち上げる計画があるが、繰り上げたい。
 2020年に月に太極旗がはためくだろう
と発言した。
 この公約を実現するべく韓国教育科学技術部は今年から基礎研究を開始。
 2017年に月探査機、
 2020年に月面探査機を打ち上げる計画だという。

 韓国の宇宙開発の現状は、ロシアと共同開発したロケット・羅老号が2009年、2010年に打ち上げを失敗、昨年末の3号機打ち上げも不具合が発覚し延期されている。
 韓国は確かに先進国の仲間入りを果たしたが、しかし自動車でも家電でもまず「日本をまねる」ことからスタートしている。
 だが宇宙開発に必要なのは何よりも基礎技術なのだ。

 ロシアと共同開発の羅老号の打ち上げは失敗続き。
 完全独自開発のロケットなどまだ影も形も見えない現状で、野心あふれた月探査計画を発表するとは
……正直なところ、笑いをこらえきれない。
 韓国の宇宙開発“大躍進”計画は基礎を作らずにビルを建てるようなものでしかない




【 見えない歪み 】


_