●朝鮮日報
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朝鮮日報 記事入力 : 2013/01/31 16:51
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/31/2013013102057.html
円安ショック 訪韓日本人客が大震災以来の低水準
【ソウル聯合ニュース】
韓国の観光知識情報システムによると、昨年10~12月期に韓国を訪れた日本人観光客数は74万6440人となり、東日本大震災後の2011年4~6月期(70万9640人)以来の低水準となった。
観光業界では円安の影響とみている。
日本人観光客は2010年1~3月期(約74万人)以降、増加傾向を維持し、同年10~12月期には80万人を超えた。
大震災の影響で2011年上半期は減少したが、7~9月期には92万人、10~12月期には97万人に増えた。
昨年も1~3月期に89万人、4~6月期に91万人、7~9月期に95万人と、四半期ベースで100万人突破を目前にしていた。
観光客数全体に日本人が占める割合は昨年10~12月期に27.6%となり、30%を割り込んだ。
2005年以前は40%以上を占めていた。
大震災の影響を受けた2011年1~3月期と4~6月期もそれぞれ33.7%と30.9%だった。
観光業界関係者は
「昨年の外国人観光客数は初めて1000万人を超えるなど大きく伸びているが、日本人観光客だけは減っている。
近く中国人観光客数が(日本人より)多くなるとみられる」
との見通しを示した。
観光業界では日本人観光客減少の原因として円安を挙げている。
昨年半ばまで100円=1500ウォン台だったウォン相場は、最近1200ウォン台を割り込んだ。
ソウル市内のホテルは日本人客が前年比で20~30%減少したという。
日本人客を主なターゲットにしている明洞の百貨店や小売店も苦境を訴えている。
流通業界関係者は
「観光客数も減ったが、円安で買い物をしない状況」
と伝えた。
また
「当分の間はこうした傾向が続くとみられる。
積極的なマーケティングを導入するなど、対策づくりが必要だ」
と述べた。
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「円安」というより、日韓対立が主なる理由であろう。
とするなら、相当に長引く可能性がある。
おそらく中国人観光客のほうが日本人を上回り、それなりの経済効果をもたらすのではないだろうか。
対日本人の観光誘致はしばらくは低迷することになる。
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朝鮮日報 記事入力 : 2013/02/03 09:51
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/03/2013020300139.html
円安で日本人観光客が急減
観光市場に異変
1月28日午後、日本人観光客に人気があるソウル市中心部の南大門市場を訪れたが、どうも活気が感じられなかった。
40-50代とみられる日本人女性が工芸品店の前を通り掛かると、経営者が日本語で
「きれいなものが多いですよ。見ていってください」
と叫んだ。
しかし、旅行客は無関心な表情で前を通り過ぎた。
繁華街・明洞には日本人の女性観光客ならば必ず立ち寄るという名所がある。
化粧品ブランド「ネイチャーリパブリック」の店舗だ。
ここも最近、客足が減っている。
昨年夏までは売り場のあちこちから日本語が聞こえたが、今は客の大半が中国人だ。
理由は昨年後半からの円安だ。
韓国観光公社によると、昨年9月に約30万人だった日本人観光客数は12月には約22万人へと8万人も減少した。
一方、日本を訪れる韓国人観光客数は、2011年の東日本巨大地震で同年には前年比32%減少したが、昨年末には前年比で21%増加した。
海外旅行専門の旅行会社「旅行博士」によると、昨年12月半ばの日本旅行の予約は前年比20%増えたという。
旅行業だけではない。
円安は金融、流通、製造、宿泊業など産業界全体に影響を与えている。
■名古屋-済州線は休止
明洞の両替商は最近、商売あがったりだ。
「主な両替商が円安で廃業した」という話も聞く。
地下鉄会賢駅近くの両替商は
「終日座っていても、円をウォンに換えようという客は来ない。
円安だった2008年当時と比べても客が少ないように感じる」
と話した。
ソウル市内の光化門、明洞一帯にある高級ホテルでも日本人客が減少した。
小公洞のウェスティン朝鮮ホテルでは、昨年10-12月に日本人宿泊者数が前年を20%下回った。
プラザ・ホテルも同じ期間に日本人客の割合が25%も低下した状況だ。
大韓航空は名古屋と済州を結ぶ路線を来月末まで休止することを決めた。
日本人乗客が減り、昨年10-12月の済州行きの便では搭乗率が前年を7%下回った。
アシアナ航空の尹永斗(ユン・ヨンドゥ)社長は
「韓国への入国者という側面では、円安など為替変動が大きな影響を与えており、長期化が見込まれる」
と懸念した。
チェジュ航空も同じ理由で大阪-済州線を休止した。
流通業界も影響を受けている。
大型スーパーマーケットでは日本人に人気があるのりや菓子(ブラウニー=チョコレート味の焼き菓子)などの売り上げが前年同期比で8-10%減少した。
今回が10回目の韓国旅行だという会社員、鈴木さやかさん(33)は店頭で取材に応じ
「韓国の化粧品の質が良いので、以前は友人への土産にもたくさん購入したが、今回は必要なものだけ買うつもりだ」
と話した。
携帯電話端末には
「のりが何枚、紅参(ホンサム)ジェルが何個」
といった具合に買い物リストが細かく書かれていた。
流通業者はさまざまなマーケティング戦略で日本人客の誘致に乗り出している。
ロッテ免税店は韓流を前面に掲げ、来月28日まで蚕室店、COEX店に1万人を超える日本人観光客を招き、韓流スターが使用した小道具115点が当たるキャンペーンを実施する。
関係者は
「これまではファンミーティングに5-6点が提供されることはあったが、これだけ大規模なプレゼントイベントは初めてだ」
と説明した。
ロッテ百貨店も日本人観光客が多く滞在するホテルにクーポンブックを配布し、来月には日本航空の便で機内広告を予定している。
■円建て借り入れの企業は笑顔
円安を喜んでいる企業もある。
1月28日現在でウォン・円相場は100円=1199.49ウォン。
昨年11月半ばの1376ウォンに比べると10%以上下落した。
5年前にソウル市江南区で開業した医師Kさん(45)は、銀行から円建て融資を受けた。
一時は100円=1500ウォンを超える円高で経営が苦しかった。
周囲には利払いで廃業寸前だった人もいた。
しかし、最近は負担が大きく軽減された。
円建て融資を受けていた中小企業も、債務の一部を円で返済し、残りをウォン建てに転換しているところだ。
ウリ銀行は円建て融資をウォン建てに乗り換える中小企業を対象とする特別サービスも開始した。
大韓航空は763億円、ポスコは1400億円の円建て債務を抱えている。
こうした企業は日本との貿易取引が多いか、日本に半導体などを輸出している。
LG経済研究所のペ・ミングン研究員は
「円安はざっと見て、鉄鋼や自動車には悪影響を与えるが、円建て債務が多いか、日本からの部品輸入が多い企業には好材料となる。
企業が為替変動にどれだけ柔軟に適応できるかが大切だ」
と述べた。
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訪日韓国人はというと。
数字データはあるが、増減比率がないので。
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朝鮮日報 記事入力 : 2013/02/04 08:13
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/04/2013020400380.html
1月の海外旅行客数、過去最高を記録
ウォン高の影響で、1月の海外旅行客数が過去最高を記録した。
韓国旅行業界1位のハナツアーは3日、自社の旅行商品を利用し海外へ出国した旅行客数が1月に過去最高の18万5000人を記録したと発表した。
前年同月に比べ30.7%増加した。これまでの最高記録はハイシーズンに当たる昨年8月の15万9000人。
行き先は
東南アジア諸国が48.5%で最も多く、
次いで中国(20.4%)、
日本(18.5%)、
南太平洋(5.3%)、
欧州(5.2%)、
米州(2.1%)
の順だった。
業界2位のモドゥツアーを利用した海外旅行客数も、先月は過去最高の10万3000人を記録した。
1ドル=1100ウォン台から1000ウォン台までウォン高が進み、海外旅行費が安くなったことが旅行客の増加につながった。
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【 見えない歪み 】
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