2013年3月16日土曜日

国の豊かさ示す国連指数:韓国は3年連続12位であり、また28位でもある

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朝鮮日報 記事入力 : 2013/03/15 17:17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/03/15/2013031501773.html

国の豊かさ示す国連指数 韓国は3年連続12位

【ソウル聯合ニュース】
 国連開発計画(UNDP)は15日までに2013年版「人間開発報告書」を発表した。
 国・地域別に国民所得、教育水準、平均寿命、乳児死亡率などを総合的に評価する
 「人間開発指数(HDI)」で
 韓国は3年連続12位(0.909)となった。
 調査対象は186の国・地域。

 韓国は1990年(0.749)の32位から昨年(0.909)12位へ20ランク上昇し、生活の質が速いスピードで向上している国の一つと評価された。

 報告書は1990年から2012年まで40以上の開発途上国のHDIが、予想を上回るスピードで向上しており、特に韓国を筆頭とする18カ国・地域は向上のスピードが最も速いとしている。

 ただ、不平等指数を適用して再算定した場合、韓国は28位。
 性平等指数は27位だった。

 HDIの順位は
1位がノルウェー(0.955)、
次いでオーストラリア(0.938)、
3位は米国(0.937)、
4位はオランダ(0.921)、
5位はドイツ(0.920)。
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日本(0.912)は10位だった。
中国は101位、
北朝鮮は調査対象にならなかった。

 一方、UNDPは2030年には中国、インドネシア、タイなどのアジア太平洋地域の国々が全世界の中間層の3分の2を占めると予想した。

 また、全世界の中間層の8割以上が現在の開発途上国を意味する「南側(the south)」に存在するという予測も発表した。

聯合ニュース




朝鮮日報 記事入力 : 2013/04/16 10:49

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/04/16/2013041600952.html

【社説】韓国の中産階級、半数に貧困層転落リスク


 世界的なコンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーは14日、韓国に関するリポートで
 「中産階級の世帯の半分が所得低迷と支出拡大のわなにはまり、貧困層に転落する危機に直面している
と警告した。
 中産階級世帯の割合が1990年の75.4%から2010年には67.5%へと低下を続けている上、
 中産階級世帯の55%はローン返済で家計が赤字に陥っている「貧困中産階級だという。

 中産階級崩壊の最大の原因は、賃金が高い大企業による雇用が減り、家計所得が増えないことにある。
 製造業部門の大企業の生産性は、1995-2010年に年平均で9.3%向上した。
 しかし、海外での生産割合が2005年の6.7%から10年には16.7%に高まり、韓国国内の雇用は毎年2%ずつ減少した。

 韓国の雇用の88%を占める中小企業と70%を占めるサービス業は、低い生産性の泥沼から抜け出せずにいる。
 製造業部門の中小企業の生産性は1990年には大企業の49%だったが、2010年には27%にまで低下した。
 賃金水準は大企業の半分にとどまっている。
 ドイツの中小企業の生産性は、大企業の62%、賃金は大企業の90%に達する。
 韓国のサービス業の生産性も大企業の40%前後だ。

 所得は増えない中、住宅ローンの返済負担が増大し、教育費の負担ものしかかる。
 このため、家計の貯蓄率は1994年の20%から2012年には3%にまで低下し、家計債務が爆発的に増えた。
 マッキンゼーは
 「世界最高レベルの自殺率と離婚増加、少子化の傾向も中産階級の崩壊と関係がある。このまま行けば、韓国経済が成長を続けられなくなる」
と指摘した。

 韓国経済が新たな成長基盤を築くには、中小企業とサービス業の競争力を高め、効率化しなければならない。
 そうした指摘は以前からある。
 しかし、歴代政権は、利害当事者の抵抗と、関連する集団の対立を調整・説得できるだけの方策を示せなかった。
 韓国経済が活力を取り戻し、良質の雇用を創出するためには、生産性の低い企業が経済の原理に従い淘汰(とうた)され、その労働力と資本が効率的な新生企業にシフトするような企業生態系のサイクルを構築しなければならない。
 さもなければ、企業と産業全体の生産性が高まることも、中産階級が再形成されることもなく、福祉社会の基礎を築くこともできない。





【 見えない歪み 】


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